東洋経済オンラインに記事を書きました.。

ティーンエイジャーのSNS利用研究に関する第一人者、ダナ・ボイドさんにインタビューしましたら、表題のようなお話を聞きました。

http://toyokeizai.net/articles/-/56679


ボイドさんの最新刊邦訳版『つながりっぱなしの日常を生きる』(草思社に関連した記事です。「若者のSNS利用(しすぎ)」は日本でもしばしば話題になります。SNS先進国のアメリカはどうなのでしょうか。


ボイドさんは膨大な数のティーンにインタビューを行い、彼・彼女たちを取り巻く環境を明らかにします。そこから導かれた結論は、一般論と逆のことでした。つまり、ティーンは大人が言うようなSNS中毒ではないし、SNSをあぶないことに使ってもいない、というのです。


アメリカのティーンは日本の同世代と比べものにならないほど不自由な日々を送っていること、友達とぶらぶら過ごすことができないため、仕方なくヴァーチャルな形でSNSを使って交流せざるを得ないことが、よく分かりました。


同じようなことは日本でも起きていますよね。かつて、30代40代の親が子どもだった頃、学校から帰ったら外で勝手に遊んでいたのに、今は大人が付き添うのが当たり前。放課後、校庭で遊ぶのもままならない状況に「私たちの頃とだいぶ変わったね…」と話したりします。


子どもの安全確保と自由。優先されるべきはどちらなのか。インタビュー記事と併せて、ボイドさんのご本もぜひ読んでみてください。