札幌市男女共同参画センターで開かれた「女性活躍の次のステージへ:企業とフェアネス」。講演&パネルディスカッションに参加させていただきました。


ジェンダー問題を経営と公平の観点から議論するのは、私の関心にぴったりで、固有名詞たっぷり出してお話しています。


登壇者が男女半々というバランスの良さもあってか、聞きに来てくださった方の3割が男性でした。平日夜、仕事帰りの男性が「女性センター」に足を運ぶ現象自体が興味深く、企画した菅原さんのセンスを感じます。


パネリストは北海道テレビ放送CSR広報室長兼ワークライフバランス・ライバーシティ推進部の岡仁子さん、農業生産法人アンビシャスファームの柏村章夫さん、北洋銀行地域産業支援部長の宮内博さん。

特に印象的だったのは、

・全社員と比べても30〜40代男性のワークライフバランスへの関心が高いという、岡さんによる社内調査結果の報告

・8時間労働・野菜の多品種少量生産とレストラン・消費者向け直営店舗の運営で女性スタッフから人気という柏村さんの人材マネジメント

・「SDGsは地方創生で必要なことが全部入っている」という宮内さんのお話。

働き方改革は男性の関心も、実は高いという事実や、経営者の意識次第でどんな業種もdecent workが可能ということ、また、国際的な議論と地域経済の活性化を結びつける視点など、とても励まされるお話でした。


会場はセンターの資料スぺ―ス。スタッフの方によると「図書館ではない」ところがポイントで、子どもが話をしても大丈夫な設定が男女センターらしく素敵だと思います。