アイスランドのドキュメンタリー映画「<主婦>の学校」を見ましたら、とても良かったのでレビュー記事を書きました。
アイスランドは世界経済フォーラムのジェンダーギャップ指数ランキングで1位を12年連続でとっています。男女平等な国で、なぜ「主婦」?と最初は思いました。
見ていくうちに、ケア労働の価値を認める話だ、と分かります。性別問わず自分の身の回りのことを自分の手で出来るようにすることの意義を実感し実行する。そのために必要な技能を身に着ける。無駄をできるだけ、出さない。それが主婦の学校のポリシーです。
たくさん働き稼いで使うことで回す経済の仕組みが「持続可能ではない」ことに気づいた人が増えています。資本主義の限界などを論じることが、一部では流行みたいになっている。
ただ、私はこういうのって論じるより、実践する方に興味があるので、この映画は本当にいいなと思いました。ジェンダーの「ジェ」の字を使わずに男女平等社会における男性の家庭参加を描いて見せている。ごく当たり前のもの、という形で。