政府が音頭を取り、最近10年近く女性活躍に取り組んできたにも関わらず、世界経済フォーラムのグローバルジェンダーギャップ指数ランキングで日本は120位と非常に低いです。「女性活躍」と「ジェンダー平等」その共通点と相違点は何でしょうか。
今回は、日本社会に欠けている「人権感覚」をキーワードに解説しました。実は女性活躍を目指し、女性従業員だけを集めて研修することは、効果がないと海外の研究で明らかになっています。男女のケア労働分配を変える、つまり性別役割分担と男性の働き方を変えることが真のジェンダー平等には必要です。
日本が足踏みをしている中、世界を股にかけ、兆単位の巨額なお金を運用する機関投資家(年金基金など)が近年、長期的な視点でジェンダー・ダイバーシティに着目しています。なぜジェンダー・ダイバーシティはマクロ経済の中で「買われる」ようになったのでしょうか。長期的・地球規模では人権とビジネスの融合を目指す動きが広がっていること、ジェンダー・ダイバーシティは非常に重要な要素であることをお伝えしました。