山種美術館、「Happyな日本美術」と題して、縁起の良いもの、幸福な様子を描いた日本画の展覧会を見ました。松竹梅や干支の動物、富士山などを描いた様々な大きさの絵があります。
川合玉堂の絵がやはり心にしみるので、また青梅の玉堂美術館へ行こうと思いました。展覧会のフライヤーに載っていた、象とそれを取り囲む子どもたちの絵も良かったです。
日本では太平洋戦争中、空襲に備えて猛獣や大型動物が殺処分されました。戦後、子どもたちの「象を見たい」という声にこたえてインドの首相から贈られた象が東京に着いた、との報道を受けて画家が昭和24年(1949年)に描かれたもの。さまざまな服装の子ども達が象を眺めたりさわったりしている平和な様子が伝わってきます。