以下の権利はない。


1)日本人労働者を採用する権利
子どもは未来の労働者だ。父親・母親には自分の子どもを育てる権利がある。それを邪魔する管理職は少なくないが、そういう人を放っておく経営者には、日本人労働者を採用する権利はない。彼・彼女らの行為は、綺麗な観光地に来てゴミを捨てて帰り、他人にタダで掃除をさせるのと同じだ。子どもを産み育てるコストを全て他人に負わせて自分は一切サポートせず、その果実だけ享受しようとする恥知らずが何と多いことか。就活学生さんには、「女性活用のウソ」を見抜くリテラシーをもってほしい。


2)年金をもらう権利
金保険料を払っているから、受け取るのは当然と勘違いしている人は少なくない。日本の年金制度は賦課方式をとっているから、今の高齢者の年金は現役世代が払う。今、現役の経営者が将来もらう年金は、将来の労働者、つまり今いる子どもや、これから生まれてくる子どもたちが払う。だから、子どもが生まれてくる過程を邪魔する人たち、つまり妊娠雇い止めなど妊婦差別をしたり、男性が育児休業を取るのを邪魔する管理職や経営者には、年金をもらう権利はない


あちこちで被害報告を聞く。ただ乗りもいいかげんにしろ、と思う。具体名を書けないのがもどかしい。


もし、宝くじがあたったら、この問題に特化した訴訟をサポートする財団を作りたい。一流の弁護士を雇い、被害報告を全国から集め、勝てる&インパクトの大きい案件に資源を集中する。二次被害を防ぐしくみを作り(再就職先を見つけるとか)、プレスリリースを出して、問題企業に社会的制裁を加える。