幼児園児の娘と、ある習い事の見学に行ってきました。昨年秋頃から興味を持っていたので、親子ともにやる気満々、見学後にそのまま入会金を払って手続きするつもりだったのです。ところが…。


最初の5分で違和感を覚え、見学が終わるまでに「たぶん、娘はやりたがらないだろうな」と思いました。近くのカフェでおやつを食べながら「どうだった? やってみる?」と聞くと「あたし、やらない」と言います。ああ、やっぱり…。


先生の技能が高いことは、素人目にも分かりました。でも、この先生は「教えること」があまり得意ではない様子。出来ないから習いに来ている子ども達に、分かるように教えることをしない。いちばん致命的なのは、小さな子どもに大事なことを伝える際、不可欠な技能を持っていないこと。一部の子には小言ばかり言っており、いたたまれない気分になりました。


これは、この先生が悪いわけじゃない、とも思いました。ふだんお世話になっている、幼稚園や小学校の先生が特別すごいんだ…と。


上の子が赤ちゃんの時から数えると、もう7年強。保育園や幼稚園や小学校の先生方にお世話になっています。毎日顔を合わせているので、先生方の技能の高さが「当たり前」になっていたことに気づきました。ちょうど、毎日家で食べている美味しい料理のありがたさに、なかなか気づかないのと同じです。