ワークスアプリケーションズ(WAP)の社内保育園WithKidsのオープニングイベントで司会をしました。



WAPは企業向けのパッケージソフトウェアで国内シェアトップのIT企業。東京・赤坂のアークヒルズの本社内に社内保育園を作りました。WithKidsという名称には、社員が一緒に子育てする、という意味がこめられています。


他の社内保育園(いわゆる事業所内託児所)と比べた特徴は、?開園時間内ならいつ来て、いつ帰ってもいいフレキシビリティ。?着替えやおむつ、布団など荷物を一切持たず手ぶらで登園できること。?親の分も食事を出してくれるので、残業して夕食を親子で食べて帰ることも可能。?社員が一緒に子育てに参加。プログラミングや外国語など、1日先生として子どもに関わる…。


そして何といっても、保育士の待遇が良いこと。正社員採用で、月収30万円(スタッフ)から60万円(マネジメント)までと、WAPのエンジニアやコンサルタントと同水準の報酬を払います。


現在の保育園不足の主要因は保育士不足、その理由は低賃金・重労働であることは、業界では知られています。保育士資格を持ちながら、生かしていない潜在保育士が多いため、このように高待遇を提示することで、良い人材を確保できるのです。


会社直営保育園、保育士を社員として採用というアイデアは、WAPの牧野正幸CEO(写真)の発案でした。「大事な社員の子どもを保育してくれる人に社員と同じ待遇を提供するのは当然」という言葉を聞き、嬉しく思いました。


この日はWithKidsのオープニング記念イベントが開かれ、牧野CEO、担当者のママ社員のお話に続き、女優の木村佳乃さんを交えたトークセッションが開かれました。木村さんご自身も2児のママで「撮影中に子どもが熱を出しました、という連絡を受けた時の罪悪感、どうしよう!という気持ち」について、話して下さいました。


私はこのトークセッションで司会を務めました。これまでにない発想で保育園不足問題に対峙するWithKidsの今後が楽しみです。