アルゼンチンからの引継ぎ。2018年G20議長国から来年議長国の日本へ

今年のG20議長国、アルゼンチンからW20チームが来日したので、W20日本チームとウェルカムランチの後、引継ぎ会議。

 

W20は来年3月にWAW!と共催で国際会議を開きますが、会議イベントは全体の一部です。いちばん手間がかかるのは、共同声明(コミュニケ)をまとめること。それは①G20の共同声明に女性視点を入れるためのものであり、②G20加盟国・地域が合意できる内容でなくてはいけません。③そのため、議長国がたたき台を作り、G20加盟国・地域の代表者を交えたオンラインでの話し合いを数カ月続けて練っていく。④その間にウェブ会議を開いたり、できれば対面で話したりもする。⑤要するに、3月のイベントまでに文書の内容は詰まっている。

 

つまり、日本はこれから来年の議長国として、アルゼンチンでの議論を引き継ぎ、足すべき論点を足した上で、20カ国・地域と対話をしながら、もちろん日本国内の意見も聞きながら、文書を作っていく、というわけです。

 

今日のアルゼンチンとの会議では、彼女・彼らが実際にやってみてどうだったか、仕事の「あんこ」の部分をたっぷり教えてもらいました。明るくて協力的で良い人達で「たぶん、こういうところが困ると思うから、ここはこうしたらいいと思う」とか「アルゼンチンで使ったこれの英語部分を全部あげるから日本でも使って」といった感じ。

 

しかし、こんなに密なやり取りはインターネットが当たり前に普及したからこそできること。「グローバル化とITの普及が世界を/ビジネスのやり方を変えた」って、決まり文句のように書かれていることを実感します。