NHKラジオでG7広島首脳宣言についてお話しました

 数カ月に1回、出演しているNHKラジオ、朝の番組で「G7広島首脳宣言」をジェンダー視点から解説しました。

www.mofa.go.jp

 G7首脳宣言では、近年、ジェンダーが重要な柱となっています。昨年のドイツ・エルマウG7首脳宣言と比較して、広島首脳宣言では、ジェンダーに関する記述が大幅に増えているのがひとつの特徴です。ワードカウントすると、日本語ベースで1400w強⇒2200w強、英語ベースで500w台⇒800w台となっていることが分かります。

 また、労働に関する項目にジェンダーについても、しっかり書き込まれています。これは、無償ケア労働が女性に大きく偏っていることが大きな理由です。さらに、WPS(女性、平和、安全保障)と災害復興を結び付けた記述も、自然災害が多い日本らしさを生かした記述になっています。

 最後に、ジェンダー主流化と言いまして、全ての政策を女性・女児へのインパクトという観点から捉える視点が生かされています。