〆切時期のため、遅めに帰宅。


この間の日曜と、前々週の日曜も久々に出社して仕事をしていた。あらかじめ「ここからここまでは忙しいので、お迎えよろしく」と言っておいたので、今日も月曜も火曜も、保育園のお迎えは夫。私は朝、子どもを送って行った後、取材やら編集作業やらをして、夕食時を過ぎてから帰宅していた。


今日は帰ったら、夫と子どもはすでに食事をすませていた。いつもは私の帰りが遅いと「話が違う!」とばかりに怒ったりすねたりするのだが、今日はお腹一杯のため、ご機嫌。聞けば、夫の分までハンバーグを食べちゃったそうである。手作りだとおいしいからねえ・・・。


リビングで、子どもと遊んでいるうちに、夫が私のためにハンバーグを焼いてくれる。付け合わせも手作り。私が食べている間に、子どもは夫とお風呂。その後、私は子どもとじゃれたり遊んだりしながら寝かしつけようとする。子どもが起きだして、お皿を洗っていた夫を「パパ?」と呼びに行く。結局、2人で寝かしつけた。そして子どもが寝る頃、数時間前に夫がセットしていた洗濯物はすでに乾いていた・・・。


私が今日、行った家事は30分くらい(朝、出がけに部屋をちょっと片づけた)。育児は1時間半くらい。といっても、子どもの身の回りの世話はほとんど夫で、私は帰宅後に遊んでいただけ。


ものすごおおおくラク。そして楽しい。世の夫たちがいかに楽をしているか、今日1日の体験でよーく分かりましたよ。


日本男性の家事・育児時間は異様に短い。妻が専業主婦の場合、夫の家事・育児時間は1日39分。妻がフルタイムで働いていても、33分にすぎないのだ(平成20年・内閣府男女共同参画局)。


あくまで平均値だから、子育て世代はもう少しやっているとは思うけれど、しかし、それにしても、30分というのは、何なのか。私が帰宅して、子どもとちょこっと遊んだ時間と同じくらいではないか。


これははっきり言って、極楽だ。家事・育児の大変な部分は全部、人に任せられるんだから。こんなんで「共働き夫」が務まるんなら、誰だってなりたい。掃除も洗濯も料理も皿洗いもしなくていい、育児と言えばご機嫌の子どもと遊ぶだけ・・・。これは楽しい。そして、全く家庭では責任を負っていない。まったく残業万歳である。


1人で家事も育児も仕事もがんばっている世の共働き妻は、もっと怒っていい。あらためてそう思った。