私は「主婦の再就職」、とりわけ「高学歴主婦の時短勤務」と「主婦インターン」に注目しています。


企業や非営利機関の動き、アメリカの先進事例を中心にまとめました。記事はこちらから読めます。


私自身は子ども2人を育てながら41歳の今まで仕事を続けてきました。2回の出産で産休育休はともに半年程度。ただ、こういう仕事のしかたをすべての親に勧めたい、とは思いません


子どもは可愛いものですし、一緒にいる時間は貴重です。両親どちらかが専業で見たい、という希望はごく自然なことだと思っています。


我が家の場合、たまたま夫婦ともに時間空間的な自由度が高い仕事だったので、フルタイム共働きを続けてきました。一方で日本の現状(長時間労働慣行、通勤時間など)を鑑みると、人生の一時期、片働きになることは、十分ありえる、と思います。問題は仕事復帰を希望した時、その人の潜在能力がフェアに評価されにくいことでしょう。


諸条件を考えると、2016年に注目テーマは主婦の再就職だな、と思いました。


もちろん、長年議論されてきた長時間労働慣行の見直しや、家庭内の男女平等が女性活躍に必須であることは、変わりません。これらは、今後も重要事項であると同時に、一朝一夕に変わるものではないため、あえて「来年のテーマ」とはしていません。