千葉県教職員組合の年次研究集会「両性の自立と平等」に関する分科会で共同研究者をつとめました。


丸一日、県内10の授業研究発表をお聞きしました。小中学校で連携した取り組みも多く、出席した学校は約20。


子ども達が家庭内の家事を棚卸し、母親がやることが多い実態を把握して「もっと手伝おう」と変化したり、ランドセルの色選びを通じて、男の子と女の子で決まった色があるわけじゃなく、好きな色を選べばいい、と気づいたり。学校のある地域で働く女性大工さん、男性保育士さんを紹介することで職業選択の自由を体感したり。LGBTについて絵本で学ぶ事例もお聞きしました。


中学校進学で男女ごとの制服を着て、自分の性自認に気づく人が多いと聞きます。そのため、中学の先生方のLGBTに関する授業の組み立て、教室内にいる可能性が高い当事者の生徒さんへの配慮は細やかでした。


前日まで出席していた、政府主催の国際会議WAW!でも、家事が母親に偏っている問題、男女で進路が固定しがちな問題を議論したばかり。解決のため、初等教育が果たす役割はとても大きいと思います。ここでうかがったお話と、自分が関わっている東京都や政府の女性活躍政策につなげられるよう、考えていきます。