アフリカと日本の若者、ジェンダー問題と性教育を語る会でモデレータ

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アフリカと日本、共通して若い人が必要としているのは性教育です

理事をしているジョイセフが主催する意見交換会でモデレータをしました。

 

話をしてくれたのは、アフリカと日本の20代女性たち。アフリカはトーゴレソトからTICADアフリカ開発会議)7にあわせて来日した方々。日本からはジョイセフでピアアクティビストとして活動するお2人。そしてペルーとスウェーデン在住の日本の女性活動家もSkypeで参加しました。

 

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大学生や中学校の先生も聞きにきてくれました

 

トーゴからは、若年の望まない妊娠問題を中心に。レソトからはHIV感染率が高いこと、妊産婦死亡率の高さについて発表。日本は医療設備が整っており出産時の安全性は高いけれど、若者がセックスについて話すことがタブー視されているのは、アフリカと共通している、と思います。

 

日本のお2人は、高校生の時にきちんと性教育を受けたかった、学校で教えて欲しい、と異口同音に話してくれました。その思いを生かして今は後輩たちにSexual Reproductive Health and Rights(性と生殖に関する健康と権利:SRHR)について伝える活動をしています。

 

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若い女性の望まない妊娠について話すトーゴから来たシェリタさん

 

聞いていて驚いたのは、高齢化が進み若い人の割合が低い日本でも、若年人口が多いアフリカでも、政治家や意思決定層は中高年が多く若者の声が充分に聞かれていないこと。「SRHRについて伝えるのは、私たちの責任。あきらめないで頑張ろう」というトーゴからきたシェリタさんの言葉が心に残りました。

 

私は彼女たちの親世代で、行政の仕事もしていますから、これからは10代20代の声を政策に反映する方法を考えていきたいと思います。