長野県岡谷市で県庁職員向け「無意識のジェンダーバイアス」を考える研修

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動画を使ってディスカッションしつつ進めました

 岡谷にて長野県庁関係者向け男女共同参画研修。ご依頼は「無意識バイアス」に気づくため、動画を使い討議を取り入れて進めること。担当の方(40代男性)が私の本を読み込んで下さっており、育児にコミットしていたので演題もお任せ。「ジェンダーは公務・ビジネスの新教養」となりました。

 無意識バイアスは男性のみならず女性にも深く浸透しています。参加者の発言を聞いていると、性別世代が同じでも気づく人と気づかない人がいるのが可視化される。年上女性からの「いじられ」体験を話してくれた男性参加者もいました。ダメなことは誰がやってもダメですよね、と話す。

 昭和な価値観で作られたCMをテキパキと批判的に検討する人、無駄に性的な表現で炎上したCMのどこを変えたら目的(観光PR)を果たせたのか考えて発言する人などなど。

 企業やメディア、自治体職員や一般向けにこの種の講演をしていて思うのは「女である」ということに安住していてはいけないってこと。女性でも鈍感な人はいるし、男性でも敏感な人はいる。あと、違う意見に耳を傾けることの重要性です。

 無意識バイアスは誰にでもあります、と冒頭で話して、私自身の失敗談をいくつか披露。本当に「分かってるつもり」の人ほど危ないと思います。