NHKラジオ「三宅民夫のマイあさ!」でお話しました

 NHKラジオ「三宅民夫のマイあさ!」で「夏休みと子どもの貧困」について解説しました。

 日本はもともと、先進国の中では子どもの貧困率が高いです。特にシングルマザー家庭の収入が少なく、平均的な子どものいる家庭と比べて4割程度の収入です。

 東京都港区で子ども食堂を運営するNPO代表の福崎聖子弁護士によると、夏休みは給食がない上、コロナ下の生活が2年目に入り、困窮はさらにひどくなっているそうです。福崎弁護士のNPOでは毎月5~10kgの食料を120世帯・約300人に配布する活動を15カ月続けてきました。

 食料を受け取った人へのアンケートでは、9割がひとり親家庭、半数以上が非正規雇用、4世帯に1世帯が失業中だということです。子どもだけで食料を取りに来るケースも多く、重いから郵送しようか?と尋ねると、とにかく持って帰るのだとか。

 今日の食事に困っている家庭が多いのではないか、という福崎弁護士のお話を伝えました。

 全国こども食堂ネットワークのウェブサイトを見ると、近くにある子ども食堂を探すことができます。寄付をしたり、お中元で余ってしまった、賞味期限内の缶詰など役に立つものを提供するなど、個人ができることをしたいです。長期的には政治の問題ですから、子どもに予算をきちんとまわす政治家を選挙で選びましょう。