奈良・小旅行:東大寺、二月堂、新薬師寺

 週末、京都南部に出張したので、奈良に前泊。久しぶりの東大寺、良かったです。1000数百年前にこんなに大きな建物と仏像を建てたら、天に願いが届いて災害や疫病がなくなる…と思えたのかも。現代なら行政や政治の仕事になることが、かつては王と仏の仕事と考えられていたのですね。

 二月堂のあたりでちょうど夕暮れ。観光客が皆で並んで日が沈む瞬間をため息をつきながら眺めました。初めて日本に来た、という海外のカップルがいたので写真をシャッターを押す。

 奈良公園から少し離れたところにある新薬師寺。かつて巨大な敷地と建物だったのが、火事などで壊れてしまい、辛うじて残った建物がひとつだけ。中には国宝の十二神将が展示されています。十二支の守護神でそれぞれ異なる意匠がこらされています。

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 別棟ではビデオを流しており、新薬師寺の歴史と十二神将の色合いを復元するプロジェクトを紹介していました。文化財や学術研究の大切さが観光客に伝わってきました。公園の紅葉、とても綺麗で人が多すぎず良いひとときでした。