お台場で開かれた第15回・国際女性ビジネス会議の分科会「働くパパと一緒に社会を動かす」でパネリストをしました。


ご一緒したのはファザーリングジャパン代表の安藤哲也さん、神戸常盤大学短期大学の小崎恭弘先生、ビストロパパ代表の滝村雅晴さん。皆さん、日本の最前線を切り開くパパたちです。


家事や育児を夫婦でどうシェアするか、忙しい中でも楽しく過ごすコツなど、最初から最後まで本音で語りました。


安藤さんは奥様とのスケジュール調整やコミュニケーションの実態を率直に語りました。「お互いの予定を2週間前には知らせておく」「配偶者のバイオリズム(機嫌)をお皿を置く音などで敏感に察知して、下がってきたら夜の予定をキャンセル、部屋を徹底的に掃除」といったノウハウは、すぐに真似したいと思いました。


また「午後4時半以降は仕事をしない。電話も基本的に出ない」というルールも興味深いです。好きなことを仕事にすると、つい「いつでもどこでも」ずるずると仕事をしてしまいがち。子どもと向き合うためには、自分で線を引かねばなりません。安藤さんのお話はとても参考になりました。


小崎先生は元保育士。ランチタイムには男性保育士の直面する課題(結婚退職が多い)について教えていただきました。育児休業を取得された時のエピソード(保育園は女性職場なので、すんなり取得できた)も興味深かったです。


滝村さんは、つい最近までベンチャー企業でガンガン働いていたそうです。「若い社員が多く、周囲に父親のロールモデルがないと、家庭というものに関心がわかない」、「独立して良かったのは、自宅で仕事ができること。子どもが帰ってくると自宅にライターやカメラマンなど知らない人がいて、挨拶して遊んでもらったり、一緒に食事をする。そういう環境はすごくいい」など、個人的にも共感できるお話をたくさんお聞きしました。


ファシリテーターイー・ウーマンの小林晴美さん。私と同年代の小さな子どもを持ち、夫の家庭参加度合いも似ています。何度かお仕事でご一緒して、意気投合していたので、ディスカッションはとてもスムーズでした。


会場には女性だけでなく男性も来て下さり、忙しいビジネスマンが上司とのコミュニケーションについて質問する一こまも。皆が「自分ごと」として、仕事と子どもと社会のことを話して、とてもスッキリと明るい気分になりました。