都立西高校の生徒さんと女性の政治参加に関するディスカッション。



100年前の英国女性参政権運動を描いた映画『未来を花束にして』。これを見た都立西高の生徒さんと、当時、運動を指揮したエメリン・パンクハーストさんの曾孫、ヘレン・パンクハーストさんのディスカッションが行われ、私は司会を務めました。


高校生の意見は核心をついたものが多かったです。

「当時の法律は男性が作ったもので、男性しか守らなかった」


参政権を求めて戦った当時のイギリス女性より、投票権があるのに使わない今の日本の私たちの方が、深刻な問題に直面しているかもしれない」

英国の運動は、郵便ポスト爆破などの強硬手段に訴えることもありました。それについて、ヘレンさんが「誰の誰に対する暴力が犯罪とみなされるのか、注意して映画を見て下さい」と話していました。確かに、活動家を逮捕するときの警察官の暴力は正当化されています。


社会科学分野で博士号を取得し、途上国の子どもや女性支援のNGOに関わるヘレンさんのお話は、分かりやすく、権力やジェンダー問題に触れていました。

映画のサイトはこちら。公開は2017年1月末です。
http://mirai-hanataba.com/