欧州評議会事務次長と面談

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 バッタイニ=ドラゴーニ欧州評議会事務次長と面談し30分強お話しました。47カ国が加盟する評議会は多様で、西欧型の民主主義と異なる価値観を持つ国も当然、あります。

 ドラゴーニ事務次長とのお話では、ポピュリズムがもたらす誤解、偏見、バックラッシュの課題など、日本でも危機感をもって議論されていることが多かったです。類似のかつ難度の高い課題に取り組むドラゴーニさんの姿勢から、人権と民主主義、法の支配という価値を浸透させるために、たゆまぬ努力が必要であることをあらためて感じました。

 1月27日はアウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所ソ連軍に解放された、ホロコースト記念日です。式典参加のため現地入りしていたドラゴーニ事務次長のお話を聞きながら、二度と再び悲惨な戦争を起こしてはいけない、という欧州各国の70年前の決意を想像しました。

 歴史的に、独仏が取り合いを続けてきたストラスブールという地に人権や民主主義を象徴する機関を置いた意義なども感じるひとときでした。