横須賀市長の発言、何が問題だったのか朝日新聞の取材にこたえました

 こちらの記事です。

www.asahi.com

 

 紹介されたものに追加しますと、
・この種の発言は、横須賀市長に限ったものではなく、政治行政企業人から非公式の場ではしばしば聞きます
 中央政府の男女平等政策が基礎自治体にどんどん降ってくる、ように思っているはずですから
・まずは地元の状況(議員、社長や管理職の女性比率、男女賃金格差など)をデータで見た方がいいです
・あなたの家で妻に発言権がある、というのは統計にあらわれません。あくまで統計を見ないと政策は作れません
・この辺りの理解をすすめるのは市役所で男女共同参画を担う部署のはずです
加えて、記事にはなっていませんが「差別された経験」が「遺伝する」かのような表現…DNAが云々というのは、高校時代に習った生物の知識に照らして間違っていると思いました。もし、経験が遺伝する、という事実があれば、生物学者の方にぜひ教えていただきたいです。
ビジネス誌などで、しばしば「●●企業のDNA」といった表現を使いますが、これは「成功した企業経営の方法が、経営トップが代わっても継承されていること」の比喩にすぎません。