年末に共同通信で受けた少子化に対するインタビューが日本海新聞に掲載されました。育児支援の充実、忘れられがちな主婦世帯の支援について話しています。
LEE2月号、読み物ページで真正面から子育てとジェンダーの問題を扱っています。メインタイトルは「言ってませんか?“男の子だから”“女の子だから”」、サブタイトルは「暮らしの中で無意識に性差別してるかも!?」。
私は読者座談会、田中俊之先生との対談、そして読者お悩み相談でお話しています。
取材依頼で「ジェンダー平等教育について」と伺った通り、最も重要かつ変えるのが難しい規範の問題を扱っているのが素晴らしい。加えて、ファッションやインテリア、料理を扱う雑誌の特性を生かし、行政広報が苦戦している「ラストワンマイル」に届く非常に分かりやすい作りが見事です。
読者のお悩みは主に家族絡み。都会的でお洒落なママたちの本音に、男女共同参画政策の進むべき道も見えてくると思うので、そういうお仕事の方はぜひ読んでください。
いくつかの特徴をまとめました。特にスポンサー配慮でこの話題を控えていたテレビも報道するようになったこと、CMだけでなく人材マネジメントもジェンダー炎上したこと、そして「話せばわかる人」と「話してもわからない人」の溝が深まったことが気になる1年でした。
記事の最後に、私が都内で見かけて「良いな!」と思った広告を紹介しています。悪いものを批判するだけでなく、良いものをほめる動きも広めたいものです。
121位が大きなニュースになっています。確かに残念なことですが、この調査は13年前から行われていて、日本が年々、順位を落としていることは報道を見ていれば分かることでもあります。
記事では、日本のジェンダー格差を「家庭から修正する」ことを提案しています。特に、子どもの教育機会を男女平等に与えること、そして、女の子の父親は自身が範を示して家庭内を男女平等にしてほしいです。
青山学院大学経済学部創立70周年記念講演会にて池永 肇恵・内閣府男女共同参画局長、永瀬 伸子・お茶の水女子大学教授と一緒に講演&パネル。在学・卒業生共に男性が多い経済学部の招待講演で女性3名登壇しジェンダーの話をする企画です。
モデレートは安井健悟・青学准教授。
そもそも同窓生、在学生ともに男性が多い経済学部のイベントの招待講演になぜ女性3名?と不思議だったのですが、後で聞いたところ、ある男性の先生が「昨今、重視されるジェンダーバランスを考えたら、女性がいいのでは」と提案、安井先生が招待講演&パネルの企画・運営をしたそうです。
安井先生ご自身、3カ月と3歳のお父さんであり、ワークライフバランスはご自身の関心事でもある、ということで、密度の濃いパネルでした。
写真真ん中は基調講演の美添泰人名誉教授(統計学)。懇親会では「僕はオムツがえもミルクの温度調整もしましたよ」と笑顔でおっしゃっていました。