受諾演説をCBSで見た。


悔しい気持ちでいっぱいだろうに、そんな様子は見せずテキパキ話す様子にプロ意識を感じる。すでに、オルブライト、ライスと女性国務長官の前例はあるから、ヒラリーは「女性初」という注目の集め方はしないだろう。


へんに騒がれるよりそのほうが、仕事がしやすいのかなあと、いちファンとして見守る。


私は民主党の大統領候補選びでは、ヒラリーを応援していた。「女性初の大統領」を期待したのではない。ブッシュ時代を清算したいなら、アメリカ人よ、恐れずブッシュの敵・ヒラリーを選んでくれ、と思ったのだ。ブッシュを否定するなら、まずはきちんと、その敵であったヒラリーを大統領にして、この8年間をきれいさっぱり片付けて、その後、オバマが新しくやればいい。今、オバマを選ぶのって、ブッシュ嫌さに対立相手のことすらもう見たくないと言ってるようだ。過去を清算するって、そういうことじゃないのか。


ともあれ、オバマ新大統領の就任演説はよかった。
そして、先日選ばれた国家安全保障のチームがすごい。これまたCBSで見ていたら、男女男女男女と半々になっていたのだ。このレベルの人材だから、もちろん女性優遇のアファーマティブアクションなんかじゃない。有色人種女性も普通に入ってる。女でも適任者がいるところが、人材の層の厚みを感じて、さすがアメリカ。