小学生はTPPに賛成か反対か(自動車とコメどっちが大事?)

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息子の授業参観、社会。テーマはTPPで、自動車産業輸出に占める割合と金額、国産米とヴェトナム米の価格がほぼ10倍あること等を踏まえ、関税についてざっくり説明を聞いた後、賛否を問うというもの。

田植え体験したためか、農業保護のためTPPはよくない、という子どもが多かったです。賛成の子は「クルマで儲かった分を農業に寄付すればいい」と国力上げて補助金出す発想。

ちなみに近々、湘南にある日産の工場を見学するそうです。私が子どもの頃は「パン工場」を見学してたから牧歌的だったなあ。国の基幹産業を子どものうちから教え込むのは産業界からのロビイングの賜物なのか、と考える。

TPPの授業がなかなか面白かったので、帰宅して娘に説明。「ママ国」はりんごを1個100円で売ってます。美味しいりんごです。自転車は1台1万円で売ってます。性能良いです。「にいに国」はりんごをたくさん作るのがうまくて1個50円で売ってます。味はママ国のりんごと同じくらい。自転車は作るのがあまり得意でなく1台2万円で売らないと儲かりません。

ママ国はりんごを作る人を守るため、にいに国からりんごを輸入する時、かんぜいをかけてます。あなたが「買い物する人(しょうひしゃ)」だったら、かんぜいをやめるTPPがある方がいいですか。ない方がいいですか。あなたがりんごを作っている人だったらどうですか。

立場が違うと、正義が変わるのを面白がっていました。