育児は大変・・・と聞いていた。


・夜中に泣くので寝不足になる
・授乳とオムツ換えの繰り返しで1日があっという間に終わってしまう
・自分の時間が全くなくなる etc...


この数週間、上記を体験してきたが予想外にストレスが溜まらない。授乳は1日6〜8回で、寝かしつけるまで抱いていると1回につき1〜2時間かかる。断続的に何回も授乳するうちに、5〜7時間が過ぎてしまう日もあった。つまり、育児はフルタイムで働くのと同じだけの時間と労力を要する。


それでも私が比較的余裕をもって楽しめるのは、夫が積極的に関わってくれるおかげだ。生まれてから昨日まで、オムツ換えの回数は夫81回、私40回。沐浴はずっと夫。夜は2回起こされるが、私は眠くて起きられない時もある。すると夫がオムツを換え、ミルクをあげて、寝かしつけてくれる。産後すぐ、私が動けなかった時、夫は掃除・洗濯・料理・買い物と家事全般をこなしてくれた。


1人で何もかもやらなくていいため、精神的にも肉体的にもずいぶん楽だ。たまたま夫は今、仕事がさほど忙しくない時期で、勤務時間もフレキシブル。テレワークが可能な職種だから、オフィスに行かずに自宅でも仕事をしている。育児休業こそ取っていないが、子供がいちばん可愛い時期に思い切り関わることができて本当にラッキーだった。2人でやれば、オムツ換えの最中におしっこをかけられることさえ笑い話になる。


夫は「あと2人欲しい」とまで言う。昔は特に子供好きでもなかったので、大変な変わりようだ。赤ん坊の世話をすることで、その可愛さに目覚めたようだ。私たちが「たまたまラッキー」にも得られた"夫婦そろって子育てする時間"を、制度として保障すれば、もっと子供は増えると思う。本気で少子化対策をするなら、そのくらいやってもいいだろう。