内閣府男女共同参画計画実行監視専門調査会(第27回)

 委員をつとめている内閣府男女共同参画計画実行監視専門調査会(第27回)がオンラインで開催されました。当日の資料はこちらから入手できます。

 私が述べたのは次のような内容です。

【様々な施策、計画がある中でも、政府の役割を再検討すべきではないか。例えば、施策の中には「意識」に関するものがいくつもある。自由な社会においては、保守的な意識を持ち、そのように生きる自由もあり政府が介入すべきか疑問に思う】

【先日参加した海外機関投資家セミナーで、ジェンダーダイバーシティを扱っていた。ある欧州金融関係者から「日本政府はもっと踏み込んだ施策を取るべき」という意見を聞いた。市場が政府に介入を求めるのは、かなり異例ではないか】

 政府と民間には異なる役割がある、と考える立場から、私は政府機関は市場で解決できないこと――例えば性差別、長時間労働の是正――に注力してほしいと思っています。

 加えて、理工系分野に女性を増やすことが目標として掲げられていますので、初等中等教育から取り組まないと、大学からでは遅いということを申し上げました。