映画「窓ぎわのトットちゃん」、とても良かったです

 映画「窓ぎわのトットちゃん」を娘と一緒に見てきました。原作の世界観を現代風のアニメで見事に表現したとても素敵な映画でした。

 

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 「困った子」と言われ前の学校を追い出された小1のトットちゃんに「きみは本当はいい子なんだよ」と話すトモエ学園の小林校長。トットちゃんのクラスメートには、様々な事情を抱えた子がいる。小林先生は全部わかった上で、黙って見守ったり、ひとこと声をかけたり、その子の得意を生かせる場を作ったりする。
  こういう学校で皆が学べたら、どれだけいいだろう、と思う。
 今、Diversity, Equity and Inclusion(多様性・公正・包摂)が大事、とあちこちの組織で言われます。言葉は覚えなくていいので、この映画を見たらいい。
 徹底して応答的な初等教育がひとつの柱であり、もうひとつの柱は戦争です。
 素晴らしい学校と子どもへの愛にあふれる先生や両親も、戦争が日常生活を変えてしまうのを前に何もできない。今、報道を見るたび無力感にさいなまれる日々ですが、この映画から大人は何ができるか考えてほしい。
 
 うちも含め、子どもがたくさん来ていて、後日、何度も「トットちゃんは、こう言ってたね」と思い出して話しているので、心に残ったのだと思います。加えて、駅の切符切のおじさんが戦中、おばさんに代わっていたり(おじさんは徴兵された?)、銀座の街中を節約を呼びかけながら列をなして歩く婦人達の姿があったり、時代背景を知る人が見るとその意味が分かるシーンが過剰な説明なしにはさみこまれ、秀逸でした。

文部科学省・科学技術学術審議会・人文学・社会科学特別委員会(第20回)に出席

 文科省の科学技術学術審議会・人文学・社会科学特別委員会(第20回)にオンラインで出席しました。私は臨時委員を務めています。

 

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 この日の議題は主に2つです。

  1. 人文学・社会科学のデータ基盤の開発・整備やデータ基盤を支える人材育成の在り方について
  2. 共創による課題設定型・プロジェクト型共同研究の更なる推進について

 当日の資料はこちらからご覧になれます。とても勉強になりました。

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豊島区男女共同参画推進会議・勉強会

 会長を務めている豊島区男女共同参画推進会議で政策勉強会を行いました。前回の推進会議で事務局から提示された重要議題の中で、会議の中では時間が足りなかったものがありましたので、急遽開催、多くの委員に参加いただきました。

 豊島区のこちらの会議体は、区内在住、区内の教育・労働・医療関係団体や、議員や区民の方々が出席して男女共同参画政策について意見交換をしています。皆さん、自身の専門性や経験をもとに、しっかり意見を述べており、民主主義の生まれる現場に居合わせていると、いつも感じます。

日本ロレアル女性のエンパワーメント アドバイザリーボード会議

 フランスに本社を置く化粧品世界最大手のロレアル、日本法人が運営する「女性のエンパワーメント アドバイザリーボード」ミーティングに出席しました。化粧品の顧客はその多くが女性であることを踏まえ、女性科学者やシングルマザーなど、男女平等政策の優先課題に取り組むプロジェクトです。今回も、刺激的で突っ込んだ議論でとても楽しかったです。

LINE NEWS AWARDS 2023「ジャーナリズム賞」受賞記事にコメントしています

 LINEジャーナリズム賞、特別アドバイザーとして受賞記事のいくつかにコメントしています。子ども、女性、福祉などに関する重要な課題を掘り下げている素晴らしい記事ばかりなので、ぜひたくさんの方に読んでいただきたいです。

 

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第574回・日本テレビ番組審議会

 第574回日本テレビ番組審議会に出席しました。

 番組合評に続き、視聴者意見の報告、その他の重要事項について局側からのお話を聞き、委員として意見交換をしました。この審議会は放送法6条により、テレビなどの放送事業者に設置が義務付けられています。毎回、番組製作の責任者や経営陣と様々な議題を議論しています。この日は懇親会で他の委員も含めてゆっくり意見交換ができ、非常に勉強になりました。

 

文部科学省、人文社会科学

 文部科学省「科学・技術学術審議会」の「学術分科会」「人文学・社会科学特別委員会(第19回)」に出席しました。議題が人文学・社会科学研究の国際発信で、3つの研究機関&大学で研究広報に携わる方々の取り組み発表と意見交換、興味深かったです。

 

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