2010-01-01から1年間の記事一覧

常見くんのおかげでにわかにお客さんが増えたので、女子大生の方々にいくつかお伝えしようと思います。

働く女性にとってロールモデル不在は昔からある課題でした。雇用機会均等法ができても、育児介護休業法ができても、今や働く母親が数の上で珍しくなくなっても、女性はこう言い続けています。「先が見えない」。 私の周りにはたくさん働く母親がいるんだけど…

今でこそ「働きながら、子育てするための方法」など、学生さんにお話することもあるが、約15年前、就職活動していた頃の私は、勤労意欲ゼロだった。

「会社で働くこと」イコール「無期懲役」のように感じられ、ものすごく暗い気分でOBOG訪問をした。 男女雇用機会均等法も育児介護休業法もとっくに施行されていたが、当時は今のように「女性活用」なんて言葉は流行っておらず、どの会社で質問しても「女性社…

以下の権利はない。

1)日本人労働者を採用する権利 子どもは未来の労働者だ。父親・母親には自分の子どもを育てる権利がある。それを邪魔する管理職は少なくないが、そういう人を放っておく経営者には、日本人労働者を採用する権利はない。彼・彼女らの行為は、綺麗な観光地に来…

こういう上司のもとなら働きやすい。

★フルタイム共働き子育て経験者 部下の抱えるいろんな事情をいちいち説明せずとも分かってくれる最もありがたい存在だが、日本ではまだ少数派。 ★愛妻家and/or子ども好き 妻が専業主婦でも、家庭円満。「奥さん大好き!」とか「子ども関連の行事は欠かさず参…

シンクタンクCenter for American Progressのリポートが面白い。

【女性労働】 1)女性は全米の労働者の半分を占めていて 2)母親は家族の大黒柱になっている。 ⇒10世帯中4世帯で、女性が一人で働いて家族を養っているか、妻の稼ぎが夫より多い そうか、そこまできたかという感じ。 【多様な家族】 3)1975年には、子どもが…

世の中、少しずつ進歩しているから、最近はあからさまな差別やハラスメントをする人は減った。

職場の壁にヌード写真を貼る人も、「女性は結婚して家庭に入るべき」としらふで口にする人もいない。少なくとも、一定以上のリテラシーの人が集まるまともな職場には。 それでも「差別」と呼ぶほどではないけれど「何か感じ悪い」ことを言う人はまだまだたく…

“ちょっとした”差別!?

育児でいったん仕事を辞めてしまうと、再就職はとても難しい。

海外でも事情は同じだが、アメリカではもう少しましなようで、だから、再就職「した後」の注意が話題になる。WSJの記事では、そういう母親たちの実情が描かれている。 仕事を見つけるのが難しいこのご時世に、何とか再就職した母親たち。一番困るのはやはり…

「議長部門」で賞をいただきました。

昨年「働く人の円卓会議」で、キャリアと家族生活の両立をテーマに、議長役をしました。「あなたにとってパートナーがいることは仕事にプラスですか?」(夏に実施)、「キャリアアップも、育児も、同時にしたい?」(冬に実施)というテーマで、それぞれ1週…

先週末、行った国際こども図書館。すばらしかった。

受付には折り紙のミニーマウスやドナルドダック、アンパンマン。1階の絵本部屋には、円形にしつらえた本棚。見渡す限り、子どもの本が並ぶ。子どもの質問に答えてくれる専門職員もいる。大量の絵本に興奮した息子は、片端から取りだしていた。 3階の大きなホ…

こういうことだと思う。

保育園へ行く途中で通るクリーニング店のおじさんが、いつも子どもに話しかけてくれる。 知り合ったのは数カ月前。「かわいいねえ」と目を細めて言ってくれた。それから毎朝、挨拶を交わすように。 ある日、保育園の先生が連絡帳に、今日、お散歩に行ったら…