映画など

日経DUALに映画「ジュリアン」のレビューを書きました

映画のテーマは両親の離婚とDV。それを息子の視点で描きます。 https://dual.nikkei.co.jp/atcl/column/17/101200003/100500146/ フランスの映画で、監督は男性。国内でDVがタブーになっている実状を問題視して、この映画を作ったと言います。日本の人が見て…

国立市の人権週間イベントでモデレータをしました

映画「みんなの学校」を見た後、「子どもの居場所」をテーマに、市長、教育長、地域の見守りをされている方のパネルディスカッションが開かれモデレータをしました。 www.city.kunitachi.tokyo.jp 自治体の事業だけでなく、住民が「こども食堂」や放課後居場…

マイケル・ムーア監督「華氏119」観てきました

小学4年生の息子と一緒に。 トランプ批判の映画で今月初めの米中間選挙前にあえて公開した…という前評判だけ知っていたのですが、予想外のファクトが次々出てきてビックリ。 gaga.ne.jp そもそも政治・行政経験のないトランプが、なぜ大統領選に出馬したのか…

予告編や映画サイトで内容はほとんど知っていたのですが、やっぱり見てよかったです。いえ、すごくよかったです。

タイトル通り、女の子が自転車に乗る話です。舞台はサウジアラビア。女性の権利が制限されている国なので、色々と「やってはいけないこと」があります。映画のパンフレットによると、女性は車の運転やひとり旅ができず、参政権もないそうです(2015年から地…

新聞記事を見て惹かれた「ハーブ&ドロシー」を夫と見てきた。

リアルに幸福な老夫婦を見たい、と期待したところ、期待通りの映画だった。ニューヨークに住む現代美術コレクターの老夫婦を描いたドキュメンタリーだ。2人は現代美術を熱心に買い集め、数十年でその数は数千点に達したという。その業界では伝説の夫婦のよう…

出産に関するすごいアートを見た。

ミシガン大学の美術館(The University of Michigan Musiam of Art: UMMA)で日本の作家によるジェンダーをテーマにした写真展をやっていて、そこで見た岡田裕子さんの作品"俺の産んだ子"に衝撃を受けた。「子宮移植手術を受けた男性が出産する」という設定…

ネタばれがあるので、これから見ようと思っている方は読まないでください。

楽しみにしていたのに、期待はずれでがっかりした。テーマは健康保険だと聞いていたから、ある程度想像がついていた。そして内容は予想通りだった。 保険に加入していない人、加入していても細かい条件が合わず必要な治療を受けられない人が次々登場する。保…

土曜に見たが、前評判通りのすごい映画だった。

第二次世界大戦でニューギニアに従軍し、撮影当時は神戸でバッテリー商を営んでいた奥崎謙三氏が主人公。戦後すぐにある部隊で上官の命で部下2人が射殺された。死因を不審に思った遺族と共に、奥崎氏は元戦友や上官の元を尋ねる。そこで明かされた戦場の実態…

ポストマン [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2005/11/18メディア: DVDこの商品を含むブログ (2件) を見る

大規模戦争後に無政府状態になったアメリカが舞台。 各地に小さな街が点在し、人々は中世に逆戻りしたような暮らしをしている。ヤクザまがいの軍隊が周辺を統治していて、男性を徴兵したり物資を奪っていく。皆、武装した兵士たちが怖くて手出しができない。…

本年度のアカデミー賞外国語映画賞を受賞したドイツ映画。

旧東ドイツで、売れっ子劇作家が秘密警察に盗聴器を仕掛けられる。劇作家とその恋人である女優の日常生活は24時間体制で監視される。盗聴行為の指揮を取った秘密警察職員の視点で、ベルリンの壁崩壊前5年から後4年までを描いている。 全体主義国家がいかにし…

今日のクラスで見たドキュメンタリー映画。

メキシコ南東部のチアパス州で1994年に起きたゲリラ・ザパティスタ民族解放軍(EZLN)の武装蜂起を取材した。チアパスはメキシコの中でも特に貧しい地域。先住民族が多く住み、彼らは公用語であるスペイン語を話せない。ザパティスタは先住民族への土地返還…

Evangelical Christian(キリスト教保守派)の子供向けキャンプの様子を描いたドキュメンタリー映画『Jesus Camp』を見た。

キリスト教保守派の人々は公立学校で進化論を教えることに反対し、人工妊娠中絶禁止を訴える。信者は全米に3000万人以上いてブッシュ政権の支持基盤になっている。 映画によるとこの宗派の親を持つ子供の75%が学校に通っておらず、自宅で親に勉強を教わるHo…

1996年にカリフォルニアで販売された電気自動車が、なぜ普及しなかったのかを描くドキュメンタリー。

環境への負荷が少なく価格も燃費も申し分なく、乗った人は大喜びしたのになぜか数年で販売停止に。クルマは回収されスクラップ処分になってしまう。夢のクルマの普及を邪魔した犯人は誰だったのかを考えるという内容。電気自動車のドライバー、GMやフォード…

The Fog Of War: Lessons From The Life Of Robert S. Mcnamara作者: James G. Blight,janet M. Lang出版社/メーカー: Rowman & Littlefield Pub Inc発売日: 2005/05/28メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る

残念ながら映画は見逃してしまったのだけれど、テレビ番組で部分的にマクナマラのインタビューを見て、その内容に驚き本を読んでみることにした。映画を見た方はご存知の通り、ケネディ大統領とジョンソン大統領の下で国防長官を務めたロバート・S・マクナマ…

クリントン政権の顧問もつとめた米国の政治コンサルティング会社が、南米のボリビアで大統領候補に雇われる様子を描いたドキュメンタリー。

コンサルタントの雇い主は米国育ちの元ボリビア大統領。国家財政立て直しのため、国有企業の民営化をした経験がある。米国人コンサルタントは、候補の広告宣伝を作り、対立候補へのネガティブキャンペーンを行い、その都度、有権者へのインタビュー調査をし…

「An Inconvenient Truth(不都合な真実)」

昨日の夜は前副大統領のゴアが出演する映画「An Inconvenient Truth」を見た。先日、ワシントンで会った方が「これは見るべき」と薦めて下さったのがきっかけ。地球温暖化がどれほど危機的なのか、ゴアが世界各地で講演して回る様子を撮影したドキュメンタリ…