2009-01-01から1年間の記事一覧

1歳数カ月を迎えた子どもが猛烈に可愛い。

これまでにも何度か「今が一番可愛い!」と思った時期があった。“可愛い指数”はある時期を境に、段階的に上がるのかもしれない。 問題は、いつまでこれが続くかということだ。 産休中に、知人で女性のキャリア官僚の草分けだった方に会うと「可愛いでしょう…

「出産」+「夫の役割」で検索して、この日記にくる方がいます。

そういう方に役立ちそうなのが、こちら。厚生労働省が今年2月に発行した「父親のワーク・ライフ・バランス〜応援します!仕事と子育て両立パパ」というハンドブックです。 妻の妊娠から出産、その後の育児に父親が参加する方法が書かれています。 妊婦健診を…

DVD「ワークライフバランス」を見ました。

身につまされる内容でとても面白かったです。ドラマの形で、ある企業で働く20代・30代・50代のビジネスパーソンの働き方が描かれます。 第1部に登場する人々は、皆、何らかの形で働き方に問題を抱えていたり不満を抱いています。長時間労働が当たり前の職場…

国際女性ビジネス会議の、「働く女性の『婚活』・『離活』」という分科会でパネリストをしました。

ご一緒したのは、婚活を提唱した、ジャーナリストの白河桃子さん、夫婦問題研究家の岡野あつこさん、弁護士の金野志保さん。私は例によってアメリカの共働き夫婦のケースをお話したのですが、これは白河さんによれば「結婚継続活動」に当たるそうです。 話は…

先日、1歳過ぎの息子が、絵本の猫を指して「にゃーにゃ」と言った。

「ねこ=にゃーにゃ」と理解したか! と喜んでいると、別の絵本を指して「にゃーにゃ」と続けた。それは、猫でなく、くまの絵本だった。 保育園でプールに入るときに使うタオルの端っこに、くまの顔がついている。このタオルがお気に入りで、指しては「にゃ…

内閣府でお話した帰りに「パパの育休体験記」の冊子をいただきました。

読んでみて、育休パパにも色々いることが分かりとても面白かったです。 「男性の育児休業」というと、「一部の進歩的な男性のもの」というイメージが強いのではないでしょうか。また、出世より家庭を優先していたり、会社が育児支援に熱心だったりするのかな…

内閣府仕事と生活の調和推進室が主催する「ワーク・ライフ・バランス担当者交流会」でお話しました。

出席者は企業の人事関係者および内閣府関係者の方々、20数名。 拙著『稼ぐ妻・育てる夫』の内容を踏まえ、管理職・専門職を「引きとめる」人事戦略としてのワーク・ライフ・バランスについてお話しました。おもに、短時間正社員や在宅勤務、夫の育児休業がど…

アメリカ人のワーク・ライフ・バランスについて、民主党・男女共同参画推進本部の勉強会でお話させていただきました。

内容は拙著『稼ぐ妻・育てる夫』に沿ったもので、詳細は民主党のウェブサイトに。 書籍やこちらの日記に再三、記してきたように、私は日本の公的育児支援はアメリカと比べるとずっと手厚いと思っています。そうした中、日本の政治に望むものは保育園の充実な…

子どもがアボカドを好きで、よく食べます。ある日のこと、

私「こんなに小さい頃からアボカドなんて食べてたら、贅沢になるんじゃない? 私が子どもの頃はアボカドなんて食べ…」夫「バナナ、バナナ」私「あ、そうか」夫「でしょ」 何のことか分かりますか。ちなみに「バナナ」の代わりに「グレープフルーツ」を入れて…

多くの人にとって、仕事は単に時間をカネに換える手段ではない。

たとえ昇進や昇給がほとんどなくても、少し難しい課題をうまくこなした時の達成感、以前より難しい仕事ができた時の成長感、同僚との心和むおしゃべり、客や取引先に喜ばれたり、上司に褒められることは、小さな喜びをもたらしてくれる。 こういう良い体験が…

経済産業研究所(RIETI)の広報誌「RIETI Highlight Vol.25」に、書評を寄稿しました。

労働市場制度改革に関する研究論文を収録した書籍について、内容紹介とお勧めのポイントを書いています。ここからPDFで読むことができます。 「RIETI Highlight」には、リサーチ・ダイジェストというコーナーがあり、所属する研究者が執筆した論文について、…

1歳をすぎ、育児がとてもラクになった。

楽というか、楽しい。もっと正確に言えば幸せ。 少し余裕ができたのでメールを整理しながら、去年の今頃、書いたり受け取ったりしたものを読み返すと、必死だったことを思い出した。 特に大変だったのが生後2カ月までで、昼も夜も関係なく泣くから、ずっと抱…

去年に引き続き「男女共同参画時代のキャリアデザイン」で講演した。

「仕事・育児・パートナー選び」をテーマに、仕事の話をざっとして、育児とどう両立するか、勤務先だけでなく配偶者との関係がとても大事ですよ、とお話する。 驚いたのは、子どもを持ちたいと考え、何歳頃に欲しいか決めている男子学生が2人もいたこと。私…

付記

4月21日付の科学と生活のイーハトーヴにて、ご書評いただきました。執筆者は理学博士で小さなお嬢さんのお母さんでもあります。私が伝えたかったことを、十二分にご理解いただいた上で、私以上にクリアに表現していただいており、とても嬉しい気分になりまし…

アメリカで行った調査が本になりました。

内容はタイトルの通りで、アメリカの共働き夫婦がどんなふうに家事育児分担をしながらお互いのキャリアを伸ばしているか紹介しています。こちらの日記でも繰り返し触れているように、アメリカの公的育児支援は貧弱で、有給の育児休業制度すらありません。に…

本を書きました

稼ぐ妻・育てる夫―夫婦の戦略的役割交換作者: 治部れんげ出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2009/04/20メディア: 単行本購入: 16人 クリック: 311回この商品を含むブログ (9件) を見る

夫婦の2組に1組が離婚するアメリカで、離婚そのものは本書のタイトルにある通り、「よくあること(Happens Every Day)」である。

しかし、乳幼児の子ども2人と主婦の妻を捨てて、出て行く夫というのは「よくいる」のだろうか。さらに、別れる原因が同僚との恋愛沙汰で、その同僚の採用面接を自分が担当していた…というのも「よくあること」なのだろうか。子どもはまだ、1歳半と3歳で、浮…

よくある離婚のはなし

Happens Every Day: An All-Too-True Story作者: Isabel Gillies出版社/メーカー: Scribner発売日: 2009/03/24メディア: ハードカバー クリック: 18回この商品を含むブログ (1件) を見る

日本でも、男性のWLB問題がとりあげられています。

東大の佐藤博樹教授が、首都圏在住の2800人に対して調査を行いました。対象となったのは、民間企業で働く正社員の人たちです。 その結果、ワーク・ライフ・バランスへの満足度が最も低いのは、無配偶(未婚と離別・死別を含む)の男性でした。 普通、WLBとい…

この流れはいずれ、日本にもやってくるだろう。

アメリカのFamily & Work Instituteの最新調査によれば、共働き家庭で女性の家計貢献度は44%に達している。夫婦は経済的に対等に近づきつつあるのだ。女性はもはや、子どもを産んでも、男性と同程度のキャリアへの意欲をもつ。 女性が「稼ぐ」ようになる一方…

ズライコさんからメールがきた。

南フロリダ大学の女性学会議で知り合ったタジキスタンの文化人類学者だ。2007年2月のことで、当時は彼女も私も、フルブライトでアメリカに滞在していた。今、彼女は再びアメリカにいるそうだ。2人の子どもと一緒にワイオミング大学で研究中とのこと。 フロリ…

一橋ビジネスレビュー2009年春号に「ワーク・ライフ・バランス(WLB)」について2ページの原稿を書きました。

フルブライト留学中に行った文献調査とインタビューをもとに、アメリカのWLBが以下、3つの特徴を備えていることを解説しました。 1)女性だけでなく男性もWLBを考えていること 2) 福利厚生ではなく人材戦略であること 3) 制度だけでなく個別交渉がきくこと …

一橋ビジネスレビューに寄稿

生まれて初めて「VERY」を買って読んだ。

子どもがいると話してから、美容院で手渡される雑誌の中にVERYが入ってくるようになった。読んでみたら意外なことに、私のような「おじさん的おばさん」にとっても読むところがたくさんある。ふだんの仕事とまったく関係ない内容のため、リラックスできる。 …

数日前、Facebookで知らない人からメッセージが届いた。

アルファベットで書かれていたが読めない言語だったので、スパムかと思い、放っておいた。 すると、今度は英語で同じ人からメッセージが。 内容はこんな感じ。 自分の名前も「Renge」である。 ハンガリーに住んでいるが、先祖はルーマニア出身である。 あな…