研究関連

栃木県×宇都宮大学主催「ジェンダーはビジネスの新教養」講演

栃木県と宇都宮大学が主催する男女共同参画事業の講演で「ジェンダーはビジネスの新教養」をテーマにお話してきました。

朝日新聞デジタル「炎上広告から記者が学ぶジェンダー」で解説しています

企業CMのジェンダー炎上があとをたちません。この問題は、いつも気づいて怒っている人と、何の話か分からない人のギャップが大きいです。ロフト、グリコ、そごう・西武の事例について、朝日新聞の男性記者の方々にご説明させていただきました。 www.asahi.com…

リクルートワークス研究所「WORKS」、「ハラスメントを許さない特集」がスゴイ

リクルートワークス研究所の最新号特集、とても濃い内容です。 リクルートワークス研究所が発行する「Works」ハラスメント特集でインタビューにお答えしました。 とても良く作り込まれています。 1)タイトル「ハラスメントを許さない」と編集方針が明確で…

「LEE」で「見えない家事」についてお話しました

「見えない家事」の可視化とシェアについて、インタビューにお答えしました。 夫婦の家事シェアについては、3つのステップが大事だと思います。仕事に例えるとこんな感じ。 ①OSの入れ替え(ジェンダー規範の見直し。家事育児は女性だけの仕事ではない) ②新…

東京都東部学校経営支援センターで「ダイバーシティ」の講演  

学校の先生の働き方とダイバーシティについてお話しました。 このセンターでは毎日、たくさんの先生向け研修が行われています。ダイバーシティに取り組むようになったのは、現在、都立白鴎中高校長を務めている先生の熱意がきっかけ。 研修開始時にセンター…

昭和女子大学女性文化研究所編集の書籍『女性とキャリアデザイン』(御茶の水書房)が発行されました。

同研究所の研究員が全12章、寄稿しています。職業教育を重視し、実務家と学生の接点を多数設けている昭和女子大の取り組み、その評価等、事例から分かるようになっています。 目次は以下の通りで、私は第11章「男性の働き方と企業の変化」について書いていま…

特別研究員として所属している昭和女子大学女性文化研究所で、第4回女子学生のための優良企業ランキング発表会に出席しました。

今回の発表では、証券・保険金融業界と電気機器業界が対象となっています。発表の様子は、各種のウェブメディアで取り上げられています。■yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150623-00000010-resemom-life ■nifty http://news.nifty.com/c…

昭和女子大学女性文化研究所で「女子学生のための優良企業調査」について発表会が行われました。

食品業界、卸売業界、輸送機器業界の3業界について、管理職女性比率や平均勤続年数の男女差などの定量調査に基づき、各業界のお勧め企業をランキングにしたものです。同様の調査と発表を2014年秋、2015年春にも行っており、今回は3回目になります。 詳しい結…

特別研究員をつとめている、昭和女子大学女性文化研究所「ホワイト企業調査」第2回、記者発表会が開かれました。

今回は小売業界、化学・化粧品業界、IT業界の3業種について「お勧め企業ランキング」の発表を行い、私は化学業界の調査分析と報告資料執筆を担当しています。大まかな特徴は、化粧品業界は経営トップも女性、という企業があるほど女性の戦力化が進んでいます…

女性が働きやすい企業に関する調査発表をしました。

会社員のかたわら、研究員として所属している昭和女子大学で「女子学生のためのホワイト企業ランキング」調査チームに入り、結果を発表しました。今回、調査したのは銀行とサービス業界です。詳しくはリンク先と添付資料をご覧ください。 今年の春まで経済誌…

ぜひ読んで欲しいのが、アメリカのWorking Mother誌最新号。

「母親にとって良い会社100」を特集している。これを見ると「育児支援制度を整えたのに、女性社員のやる気が上がらないのはなぜか」という問いの設定そのものが間違っていることが分かるだろう。 日本では依然として「産んでも働き続けること」が課題だ。出…

Mommy Wars: Stay-at-Home and Career Moms Face Off on Their Choices, Their Lives, Their Families作者: Leslie Morgan Steiner出版社/メーカー: Random House Trade Paperbacks発売日: 2007/02/27メディア: ペーパーバック購入: 2人 クリック: 81回この商品を含むブログ (1件) を見る

「らしい」というのは、私自身はそれを感じることが少ないからだ。 友人には専業主婦もいれば、働く母親もいれば、独身もいる。私が子どもを持った後も働き続けていることについて、幸いにも、主婦の友人から批判されたことはない。また、色々な仕事をしつつ…

NHK BS-hiの「プラネットベービーズ」に出演しました。

海外の子育て事情を紹介しながら、その国の文化も垣間見えるドキュメンタリーです。一昨日に放送された「アメリカ 11人 子育てパパは専業主夫」という番組で、専門家コメンテーターを務めました。 きっかけは、昨年出した本「稼ぐ妻 育てる夫」で、専業主夫…

こういう上司のもとなら働きやすい。

★フルタイム共働き子育て経験者 部下の抱えるいろんな事情をいちいち説明せずとも分かってくれる最もありがたい存在だが、日本ではまだ少数派。 ★愛妻家and/or子ども好き 妻が専業主婦でも、家庭円満。「奥さん大好き!」とか「子ども関連の行事は欠かさず参…

シンクタンクCenter for American Progressのリポートが面白い。

【女性労働】 1)女性は全米の労働者の半分を占めていて 2)母親は家族の大黒柱になっている。 ⇒10世帯中4世帯で、女性が一人で働いて家族を養っているか、妻の稼ぎが夫より多い そうか、そこまできたかという感じ。 【多様な家族】 3)1975年には、子どもが…

よく、夫と結婚について話をする。

正確にいえば、非婚が広がっている理由と背景について話をする。話はいつもだいたい同じところをぐるぐる回る。子煩悩で家庭的な夫は「子どもはむちゃくちゃ可愛い。子どもを作らないとしても、パートナーと暮らした方が楽しい。それなのに、結婚しない人が…

DVD「ワークライフバランス」を見ました。

身につまされる内容でとても面白かったです。ドラマの形で、ある企業で働く20代・30代・50代のビジネスパーソンの働き方が描かれます。 第1部に登場する人々は、皆、何らかの形で働き方に問題を抱えていたり不満を抱いています。長時間労働が当たり前の職場…

内閣府でお話した帰りに「パパの育休体験記」の冊子をいただきました。

読んでみて、育休パパにも色々いることが分かりとても面白かったです。 「男性の育児休業」というと、「一部の進歩的な男性のもの」というイメージが強いのではないでしょうか。また、出世より家庭を優先していたり、会社が育児支援に熱心だったりするのかな…

経済産業研究所(RIETI)の広報誌「RIETI Highlight Vol.25」に、書評を寄稿しました。

労働市場制度改革に関する研究論文を収録した書籍について、内容紹介とお勧めのポイントを書いています。ここからPDFで読むことができます。 「RIETI Highlight」には、リサーチ・ダイジェストというコーナーがあり、所属する研究者が執筆した論文について、…

アメリカで行った調査が本になりました。

内容はタイトルの通りで、アメリカの共働き夫婦がどんなふうに家事育児分担をしながらお互いのキャリアを伸ばしているか紹介しています。こちらの日記でも繰り返し触れているように、アメリカの公的育児支援は貧弱で、有給の育児休業制度すらありません。に…

この流れはいずれ、日本にもやってくるだろう。

アメリカのFamily & Work Instituteの最新調査によれば、共働き家庭で女性の家計貢献度は44%に達している。夫婦は経済的に対等に近づきつつあるのだ。女性はもはや、子どもを産んでも、男性と同程度のキャリアへの意欲をもつ。 女性が「稼ぐ」ようになる一方…

一橋ビジネスレビュー2009年春号に「ワーク・ライフ・バランス(WLB)」について2ページの原稿を書きました。

フルブライト留学中に行った文献調査とインタビューをもとに、アメリカのWLBが以下、3つの特徴を備えていることを解説しました。 1)女性だけでなく男性もWLBを考えていること 2) 福利厚生ではなく人材戦略であること 3) 制度だけでなく個別交渉がきくこと …

生まれて初めて「VERY」を買って読んだ。

子どもがいると話してから、美容院で手渡される雑誌の中にVERYが入ってくるようになった。読んでみたら意外なことに、私のような「おじさん的おばさん」にとっても読むところがたくさんある。ふだんの仕事とまったく関係ない内容のため、リラックスできる。 …

子育て支援シリーズ『ワーク・ライフ・バランス:仕事と子育ての両立支援』にアメリカの事例を寄稿しました。フルブライト留学中に現地で行った文献調査とインタビューの結果を9ページ弱でまとめました。 編集代表はワーク・ライフ・バランス推進官民トップ…

経済産業研究所(RIETI)の広報誌『RIETI High Light』(2008 SPRING)に書評を寄稿しました。

書評したのは『論争・日本のワーク・ライフ・バランス』(編者はシカゴ大学山口一男教授・慶応大学樋口美雄教授)という本で、昨年8月末に開かれた、RIETIの政策シンポジウムを書籍化したものです。 シンポジウムでは、経済学・社会学などを専門とする研究者…

予想以上に良くない。制度だけを見ると、日本の方がずっと恵まれている。

アメリカ議会上下両院合同経済委員会の発表によると、Fortune100企業のうち4分の3は、母親向けに有給の産休育休制度を設けている。期間は6〜8週間。父親向けに有給の育休制度を設けている企業は3分の1に留まる。期間は約2週間。 優良企業で「この程度」とい…

育児のため、仕事を辞めた女性向けの再就職指南書。

著者のキャロル・フィッシュマン・コーエンさんは、ハーバード・ビジネススクールを卒業後、投資銀行勤めを経て、4人の子供をもうける。6年間の専業主婦生活の後、再就職の難しさを身をもって経験した。今は女性向けの再就職コンサルタントとして働いている…

MITのビジネススクールのLotte Baylin教授がワークライフバランスの課題について書いた本。

アメリカの共働きカップルについて調査報告書をまとめる際、彼女が書いた別の本を引用させていただいたので、お送りしたところ「こっちの本もあなたの関心に合うかもしれません」と返事を下さった。 1カ月ほど前に読み終えたのだが、この本はもっと早く、で…

女性の進出はあらゆる分野に及ぶ。

時にフェミニストが好まない分野、例えば戦場にも。「女性は性格的に戦いに向いていない」という主張を聞くことがよくある。リベラルは戦争反対だから「女性は平和主義的だから、女性がリーダーシップを取れば争いはなくなる」と言い、保守派は「女は弱くて…

台湾の社会学者が行ったフィリピンとインドネシア人メイドに関する調査。

Global Cinderellas: Migrant Domestics And Newly Rich Employers in Taiwan作者: Pei-chia Lan出版社/メーカー: Duke Univ Pr発売日: 2006/04/04メディア: ペーパーバック クリック: 7回この商品を含むブログ (2件) を見る私はこれまで出張で3回台湾を訪れ…